開催案内

「第60回Q-LEAP量子AIセミナー」のご案内(2024年5月21日開催)

「第60回Q-LEAP量子AIセミナー」のお知らせです。
今回は、大阪大学の吉田 悠一郎 氏による、量子化学計算に関する量子コンピュータの応用に関してのオンラインセミナーを行います。
参加を希望される方は下記の参加登録フォームよりご登録をお願いします。

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  • 日時: 2024年5月21日(火) 13:00~14:00
  • 場所: オンライン(ZOOM)
  • 講演タイトル: 効率的な量子計算のための短鎖ポリエン分子の第一原理拡張ハバードモデリング
  • 講演者: 吉田 悠一郎 氏(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 特任研究員)

概要:
量子化学計算は量子コンピュータの重要な応用分野として注目されているが、分子系の電子構造ハミルトニアンの複雑さは、一般に、量子コンピュータを用いる上で深刻な問題となる。本研究は、効率的な量子計算の実現に向けた、分子系の拡張ハバードモデルを第一原理的に構築する試みである。具体的には、物性物理学分野において発展してきた第一原理ダウンフォールディング法を活用する。これにより、高エネルギー空間の軌道自由度を実効的に消去し、第一原理的なハミルトニアンを低エネルギー空間の有効モデルへと粗視化する。構築されたモデルは、定量的な計算に必要な量子ビット数を大幅に削減し、複雑さの起源である電子間反発積分の数をO(N^4)からO(N^2)へと減少させることができる。本セミナーでは、短鎖ポリエン分子の励起エネルギーおよび励起特性に関する有効モデルの数値検証と、量子計算コストに関する解析結果を示し、この戦略の有効性について議論する。
Y. Yoshida, N. Takemori, and W. Mizukami, arXiv:2404.01623 (2024).


本セミナーシリーズは量子AIやその周辺分野に関する最近の研究内容などを共有するために企画した、オープンなセミナーです。
皆さまのご参加をお待ちしています。